カードローンの返済方式が複雑すぎていくら返済するのかよく分からない!

カードローンは何度でも借入を繰返せるのが特徴であるため、返済方式に関しては毎月一定の金額を返済する「元利均等リボルビング払い」が一般的になっています。

ちなみに、クレジット会社には「元金定額」方式を採用しているところもあります。

元金定額と元利均等(元利定額)の違いは、元金定額式は毎月一定の元金返済分に利息を足して返済するもので、元利均等は毎月元金返済分と利息を足した額を一定にして返済していきます。

元金定額式の場合は借入残高によって利息額が変わるため、毎月の返済額は変動しますが、元利均等式は利息額を含めた額を一定にするため、借入残高に関わらず返済額は変わりません。

リボルビング払いと分割払い

リボルビング払いというのは、借入残高の増減に関わらず設定した金額を返済し続けます。それに対するのが、クレジットカードで使われている分割払いです。

分割払いの場合は、元金と利息を含めた金額を設定した回数で割って均等に支払っていきます。例えば、元金と利息合計額の10万円を10回払いに設定した場合は、毎月1万円を支払います。

仮に、支払期間中に追加で5万円を購入し、毎月5,000円の支払いにした場合(元利計)、毎月の支払いは1万5,000円(1万円+5,000円)に増えます。

一方、リボルビング払いは常に同じ金額を返済するため、毎月5,000円と決まったら、追加で5万円を借りても、10万円を借りても支払うのは5,000円だけです。

リボルビング払いのメリット

リボルビング払いは常に返済額が一定額であるため、返済計画を立てやすいというメリットがあります。

サラリーマンの給料というのはそんなに大きく変わるものではないため、返済額が一定であると、生活における収支が明確になります。

元利均等リボルビング払いの返済額の中身

元利均等リボルビング払いにおいて、毎月の返済額を5,000円とした場合は、5,000円の中に借入元金に対する返済分と利息分が含まれています。

仮に、消費者金融カードローンから10万円を金利18%で借入れた場合、1ヶ月後の利息は1,500円です。

返済額が5,000円だとすると、5,000円の中身は借入元金返済分の3,500円と利息分の1,500円になります。

そして、翌月は元金が3,500円減り、請求額が9万6,500円になるため、利息も1,447円に減ります。

従って、同じ5,000円の返済額でも中身は、借入元金返済分の3,553円と利息の1,447円になります。

元利均等リボルビング払いのデメリット

元利均等リボルビング払いの最大の欠点はいくら返済しても、元金が減らなくなる危険性のあることです。それが、現れるのは借入残高が大幅に増えた場合です。

例えば、金利18%のカードローンで借入残高が20万円に増えた場合、1ヶ月間の利息は3,000円にアップします。その時にいつも通りの5,000円を返済しただけでは、元金が2,000円しか減りません。

さらに、借入残高が30万円に膨れると、1ヶ月間の利息は4,500円に跳ね上がるため、5,000円を返済してもたったの500円しか元金が減りません。

こうなると、毎月の返済額の90%は利息を支払っているだけになり、元金に充当されるのは僅か10%です。

半永久的に返済を続けることになるため、「リボルビング地獄」と呼ばれています。

返済額が増減する残高スライド方式の採用

借入額の増加における元利均等リボルビング払いの欠点が指摘されてきたことから、近年元利均等リボルビング払いの欠点を補うために採用されたのが、「残高スライド方式」です。

残高スライド方式というのは、元利均等リボルビンビング方式を基本としながら、借入残高が一定額以上増減すると、それに合わせて約定返済額がスライドするものです。

例えば、カードローンの借入残高が10万円の場合の約定返済額は月4,000円だとします。しかし、借入残高が30万円に増えた場合は、約定返済額も月8,000円にアップします。

さらに、50万円に増えると月12,000円を返済しなければならなくなります。このように、約定返済額を増額することによって元金の減額幅を確保し、返済の恒久化を阻止するようにしています。

残高スライド方式の弱点

残高スライド方式は残高の削減に有効的であるため、広く普及していますが、唯一の弱点と言えるのは、残高が減った時に約定返済額も減ることです。

つまり、折角借入残高が減っても約定返済額が減ってしまっては、返済を続けていくことに変わりがなくなります。

それを避けるため、カードローンの中にはあえてスライド方式を採用せずに、元利定額方式にしているものもあります。

まとめ

カードローンは借金に違いはないため、賢い利用方法は1日でも早く完済させること以外の何物でもありません。

カードローンは1日借りれば、1日分の利息を取られます。つまり、長く借りれば借りるほど、元金以外に利息という「無駄な」お金を支払わなければなりません。

ただ、カードローンの良いところは、いつでも繰上返済が可能なことです。お金に余裕が出た時点で繰上返済をすることができ、そのお金は全て元金に充当されます。

カードローンの金利より高い金利の銀行預金は皆無です。預金があるなら、カードローンの返済が絶対優先事項です。

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